The heart of a fool is in his mouth, but the mouth of a wise man is in his heart.

愚者の心は口にあるが、賢者の口は心にある。

Benjamin Franklin

 

今日は朝から会議とのこと。

 

 

8時から会議

と聞いていたので、

あえてタンザニアタイムを意識して

8時10分に職員室に行きました。

 


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やっぱりな。笑

案の定、ほぼ、集まっていませんでした。

 

結局スタートしたのは8時45分。

あれ?むしろ9時からだったのかな?

 

きっと、僕の聞き間違いです。いや、そう思いたい。そう思うことにする。

 

 

会議が始まった直後、

校長先生に呼び出されました。

 

とーるは会議に参加する必要ないから。
どっか好きな教室行って授業して来い。

 

 

え???

 

 

ちなみに、本来子どもたちの授業は8時から開始なんです。もっと早く言ってくれれば、たくさん子どもと勉強できたのに!!!

 

 

というわけで、

今日は初めて、80分授業を2クラス分、やってきました。


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Form2とForm3です。

日本の中学3年生と高校1年生です。

 

最初にウォーミングアップとして、

簡単そうで意外と難しいクイズみたいな問題をみんなでやりました。

 

 

マスが9マスあって、数字が1から9まで。

数字は1回しか使えません。

この9マスに数字を当てはめて。

という問題。

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こういう問題、あんまりこっちでは触れる機会がないみたい。

子どもたちみんな、最初は何やってるのか分からなかったみたいでキョトンとしていたけれど、

問題を理解してからはめちゃくちゃ盛り上がりました。

 

いやーすげー楽しかったなー。

 

 

でも、まだまだ言葉がきちんと話せないから悔しい思いもたくさんしました。

 

 

でもでも、

 

この問題をやってる子どもたちから、

ミスしてやり直して、またミスしてさらにやり直して、一生懸命に答えを見つけようと何度も何度もチャレンジしている姿が見れて。

 

だから、僕は授業の終わりに、

「今日みたいに、何度もチャレンジする、ミスをしてもまたやり直して計算する、自分の力で答えになんとかたどり着く。

こういう経験が大事だし、その時の解けた嬉しさとか味わえるのが数学だし。だから、僕は数学が好きなんだ。」

 

って言いました。

あ、言ったつもりになっているだけで。

きちんとこれを英語とスワヒリ語で言えていたのかは分かりません。笑

 

 

ただね、

僕、これを話したとき、

 

すごく真剣な顔をして、身振り手振りとかも大袈裟なくらいやって、

 

本気で伝えたい!

 

って思いで、

とにかくぶつかってみたんです。

 

そしたらね、

みんながすごーく真剣に聞いてくれました。

あの、子どもたちの真剣な顔つきは、忘れません。良い顔してたなー。

 

きっとね、

僕が口で何かを伝える以上に、

学問を通して、数学を用いて、僕の熱意を伝えることができるのかな、

なんて勝手に思ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

学校から家までの帰り道、

道端のおじさんに急に呼ばれたよ。

 

とーる!いつも遠くの学校まで歩いて行ってるなんて大変だな!ここで休んでけよ!

あのイス、とーるの為に出したんだ!!!

 

 

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え、ひとつだけ?

しかも、こんな広場のど真ん中?

 

 

こんなところで、イスに座って休むの、おかしくない?どういうシステムなんだ?

 

なぜ、あそこにイスをおいたんだ?

たまたま曇ってるから良いけど、別に日陰ってわけでもないし。

 

なんでこんなところに、

しかもひとつだけ、

そして、本当におれの為なのか?

 

 

不思議なイス。

謎は深まるよ、タンザニアで。