Never do anything against conscience even if the state demands it.

良心に反することは決してするべきではない。たとえ国家が要求したとしても。

Albert Einstein





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これがチャパ=体罰です。

 

先生がそこらへんにある木の棒を拾って、それを使って生徒たちを叩きます。

わりと容赦なく、思いっきり。

 

この写真の場面は、授業の最初に

「前回やった大事なことって何だったっけ?」

って先生が聞いたのに、

誰一人手を挙げず、生徒たちから答える姿勢が見られなかった

ということで、全員が順番に叩かれているところです。

 

え、それだけで、、、

 

 

この後、先生の質問に対して

生徒全員が、恐ろしいほど必死で手を挙げて答えてました。

 

 

 

でもね、

もうひとつビックリすることがあって

 

 

答え間違えても、結局チャパされる

んですよ。

 

 

もはや、必死に手を挙げて答えたとしても

間違えるのが怖いから

みんな怯えていて可哀想でした。

 

 

 

授業の途中、

先生が木の棒を持ってこっちに来ました。

 

え、おれ、叩かれる?

 

ってビクビクしてたら

先生が僕に木の棒を渡して

 

次はお前がチャパしろ!

 

って。

 

 

 

 

絶対やりません。

 

 

 

 

チャパしてるのを目の前で見ても何もできない自分が不甲斐ない。

でも、村の人みんなに聞いても

チャパは必要だ!

って言う。躾の為に。

 

うーーーーーーん、不甲斐ない。

何もできない。

文化に逆らえない。

 

 

失礼な言い方かもしれないけれど

昔は日本でも体罰なんて普通だったから。

実際にその当時を生きていた先生に聞いてみたいな、

なんで手を上げたのか?

って。何かヒントがあるかもしれないし。

 

 

本当はもっと思うことがあって

ここに書きたいけれど。

駄文になって長くなってしまってもいけないので。

 

きっと、チャパ以外の選択肢を先生たちが知らないだけなのかもしれない

ということを考慮しながら、

今までチャパが当たり前だったからこれからも躾の為には必要だ、って大人はみんな思っている

ということも鑑みながら、

あまり肩入れしすぎないように、ほどほどにボチボチ活動していこう、と思います。

 

 

 

結局、この授業でも

突然先生がいなくなったよ。

子どもだけじゃなく、僕まで放置されたよ。

さすがに頭にきたから

勝手に授業したよ、タンザニアで。

 


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初授業。

やっぱり良いなー、授業するって。

 

子どもたちと一緒に勉強するのって

めちゃくちゃ楽しい

 

 


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最後、教室を出るときに、

とーる、明日も来て!

って言われて、涙が出てきたよ。

嬉しかったな。

 

 

だからこそ、

子どもたちのために

もっと語学を身につけないと!

 

俄然やる気になったよ、タンザニアで。

 

また明日。