It is more important to see and hear than books. Experience is the greatest education than status.

書物よりも見たり聞いたりすること、地位よりも経験が一番の教育者だ。

Galileo Galilei

 

今日は、タンザニア国内にある日本人の会という団体が主催している夏祭りにボランティアとして参加してきました。


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たこ焼き作りに励みました。

タンザニアの人にたこ焼きがめちゃくちゃ人気でした!びっくり!

 

 

さて、今日はそこで出会ったドドマ大学の学生のダニエルとのお話を書きます。

 

 

私は日本が大好きです。

私は日本人が大好きです。

私は日本語が好きです。

 

あ、日本語は大好きじゃないんだー

ってツッコみたかったけど、

これが彼との最初のコミュニケーション。

 

もちろん、

なんでー?

って聞いたわけですが、

 

、、、???

 

応答がなくなりました。

え、待って待って。

 

あ、なるほど。

僕の聞き方が悪かったのね、、

 

なぜ、あなたは日本が好きなのですか?

 

そう聞いたら彼はこう答えてくれました。

 

はい。なぜなら、私は大学で日本語の勉強をしています。

日本人の先生が、私に日本についてを教えます。だからです。

 

 

Safi!  Safi sana!

思わず、スワヒリ語で返してしまいました。

素晴らしいですね、感動しました。

 

何に感動したかって?

 

日本語が上手だから?

うーん、確かにそうなんだけど。

それ以上に、

その日本人の先生が、なんと、

青年海外協力隊の隊員さんだったから

かな。

 

彼はまた、こう言いました。

私は日本に行くつもりです。

私はそこで大学で勉強したいですと思います。

 

日本語にツッコミはいれません。

そういうの、御法度っていうんですよ。

わざわざ毎回、主語を入れてくれることにツッコミはいれません。御法度!!!

 

 

彼の言葉を聞いて心が震えました。

 

僕たち青年海外協力隊の活動が

現地にいる人の人生を変えている

と、肌で感じたからです。

 

ドドマ大学には6年ほど前から

日本語教育という職種で2年毎、計3人の協力隊員が派遣されてきたそうです。

ドドマ大学には、日本語を学ぶコースがあるそうです。

 

僕たちの同期には、その後継者になる4人目の隊員さんがいます。

 

 

先輩たちの計り知れない努力の賜物だと思うと、なんだか僕も誇らしくなりました。まだ任地にすら行けてませんが。

 

 

ダニエルから

なんでタンザニアに来たの?

って逆質問されました。

僕は素直に

経験に勝る教材はない

と、答えました。

 

教員として過ごした5年間で、

自分(先生)の経験が子ども(生徒)に影響を与えることがあるんだ

という感覚を何度も味わいました。

 

それは、

僕たちの経験が、目の前にいる子どもの未来を作るきっかけになるかもしれない

ということ。

 

うん、偉そうに書きました。

 

でもね、

タンザニアのこと、アフリカのことを

日本にいる子どもたちが知ってはいけない

ということを誰も言ってないし。

せめて、僕が日本に戻ったときには

タンザニアやアフリカのこと、海外で生活するということ、ボランティア活動をするということなど、

そんな話をしてあげられたらなって。

自分よがりですが、そう思います。

 

もちろん、

数学教育という職種で派遣されていますから任地での活動を通して、その学校の子どもたちに、僕のつたない経験や数学という学問の楽しさをしっかりと伝えて来ます!

それが、今の僕にできることだから。

 

 

ありがとう、ダニエル。

いろいろ考えるきっかけになったよ。

 

 

そんなダニエルに思わずことわざを教えたくなって、

 

百聞は一見にしかず!

だから、日本に行けるように応援するよ!

 

なんて言っちゃったけど、

 

うーん、うーーん、、、

ちょっと違うよなー、

伝えたかったことと微妙にズレてるよなー、このことわざ。

ってモヤモヤしました。笑

 

 

そもそも僕が

もっと日本語の勉強をするべきですね、

トホホ。

ってなったよ、タンザニアで。

 

また明日。