The important thing is to think through.

大切なことは考え抜くことである。

Andrew Wiles

 

 

僕の同期隊員がすごく勉強熱心なので

一緒にいて、いつもこちらのモチベーションにもなります。ありがたい。

 


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昨日、夜遅くまで二人で学問について語り合いました。笑

 

彼は今、初等教育学校に赴任していて

そこの5年生を相手に、既に授業を開始しています。

 

そんな彼が、あることに気付きました。

 

それは、

「繰り上げ」という

スワヒリ語が存在しない

ということです。

 

じゃあ、

15+28とかどうやって計算してるの?

っていうのは、また今度、紹介しますね。笑

 

 

この他にも、

  • 加法(+)減法(−)乗法(×)除法(÷)
  • 分母、分子
  • 通分する
  • 約分する

という言葉も、スワヒリ語には存在しません。

 

すごくないですか?

この状況で、算数の授業してるんですよ。

 

だからね、

その上の学校、すなわち中等学校では

彼らは英語で授業を受けることになるんですよ。

 

妙に納得しちゃいました。

だって、学問としてのスワヒリ語が存在しないんだから。それで学習するのには、無理がありますからね。

 

 

 

僕たち日本人は、何も疑うことなく、

母国語である日本語を用いて

小、中、高等 学校で学んできました。

 

これって、

実は、すごいことなんですよね。

 

なんなら、

高等教育と呼ばれる大学の授業までもが、

日本語で受けられる

わけですから。

 

それって、すごい。

 

 

これは、なかなか思いつかなかったな、

きっと。日本にいたら。

 

 

 

学問としての日本語が存在する

ということの素晴らしさに、

同期隊員と共に気付かされました。

 

そして、

日本と比べて、言葉足らずな状況の中で算数を教えなくてはいけない

という彼と一緒に僕も、

あーでもない、こーでもない、と考えて、

僕自身の勉強に繋げたいと思います。

 

 

 

 

 

今日もナショナルテストをやっていたよ。

 

てっきり、昨日だけだと思ってたから。

カウンターパートに聞いてみたよ。

 

ねーねー、

ナショナルテストはいつまでやるの?

 

カウンターパートの返事が、

 

来週までだよ。

 

 

 

 

え、長くね?笑

 

と、いうことで

ナショナルテストは続くよ、タンザニアで。

 

 

また明日。